いざ開業を決意したものの、「何から手をつけていいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
実際、無事オープンさせるためには、やらなければいけないことがたくさんあります。
ここでは、開業準備からオープンするまでのポイントをまとめました。
お店づくりの肝と言えるのがコンセプトの決定です。
お店のコンセプトとは、自分が作りたいお店のイメージを具体的に言葉に落としこんで分かりやすくしたものです。
エリア・ターゲット客層・業態・価格帯等を整理することで、お店のイメージが明確になり、より具体性が増します。
「事業計画」はお店にとってのコンパスのようなものです。主に事業計画書を作成する目的は「2つ」あります。ひとつは「金融機関から融資を受けるため」、そしてもうひとつは、開業後の店舗運営をシュミレーションし、「事業を成功に導くため」です。
事業計画を作成する際のポイントは、客層的に見て「融資したいと思える事業内容になっているかどうか？」といったところが重要です。収支計画や想定売上など、一人よがりな内容にならないよう、第三者の意見を取り入れつつ、整合性のとれた納得性のある事業計画を組み立てましょう。
お店づくりで一番始めに着手することといえば「物件選び」です。物件の賃料や広さはもちろんのこと、周辺環境もしっかり調査し、ご自分のコンセプトの業態やターゲット客層にあっているかどうか判断しましょう。
ご希望の物件が見つかり、賃貸契約を締結したら次は「お店づくり」です。店舗デザイン・内装工事・什器備品の選定は最も費用がかかり、一度決めるとやり直しができません。ですから、業者を選定する際は、過去の施工事例などをチェックするなどして慎重に選ばなければなりません。店舗デザインを依頼する場合は、雑誌の切り抜きや写真などの資料を用意し、希望の店舗イメージ、かけられる予算等をしっかり伝えましょう。
オープン前に忘れてはいけないのが「開業手続き」です。
例えば、飲食店を開業する場合は、主に以下のような手続きが必要です。
- 食品衛生責任者の資格･･･食品衛生協会
- 食品営業許可申請･･･保健所
- 深夜における種類提供飲食店営業の届出･･･警察署
- 防火管理者選任届出･･･消防署
- など。
業種により、必要な手続きが異なりますので事前に調べておきましょう。
ついにお店のオープンです。
お店を無事オープンさせることも大事ですが、最も大事なのはお店を成功させることです。
繁盛店を目指して頑張っていきましょう。
