店舗を開業するための物件選びをしようとする時、多くの方は人気エリア、広い間口、1階路面、安い賃料を希望するでしょう。
しかし、全てを満たしている物件を探し当てる事は、非常に困難なのが現状です。
そこで、良い物件を選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。
まずは希望エリアの設定です。ターゲットとする客層・業態等を考慮して設定しましょう。
「路面店じゃないと集客できない」なんて思っていませんか。実は高い賃料が利益を圧迫して閉店なんて事もよくあるんです。
賃料等が路面と比べて安い地下や2階以上も考慮する方が良いでしょう。
路面にこだわらず、地下や2階以上の物件も対象に加えれば、駅から近いなどの好立地も確保しやすく、来店し易い店舗を造れば成功の可能性も大きいです。
希望する業種・業態によっては階数にこだわる必要がない場合も多々あります。
また、ラーメン店や焼肉店等の重飲食には制限もありますので、どの業種・業態を希望するのかを明確にしておきましょう。
店舗規模を決める場合は、想定売上から席数を計算して、厨房の広さなども想定の上、最低どれくらいの面積が必要かを考えておきましょう。
未使用部分を省いた実質賃料、保証金、権利金、礼金、共益費、管理費、契約更新料、借入金利を含めて営業賃料と考える事が大切です。また、普通に実質賃料のみと思っていて、営業を開始してみると実は何倍にもなっていたという事もあり得ますので、事前に計算をして考えておかないと後々大変な事になりかねません。
希望する規模がそのエリアでは予算的に難しいのであれば、エリアを広げたり、変更する事も柔軟に考える事が大切です。
該当する店舗物件を円の中心と考え、人々が集まるところ（ショッピングセンター・スーパーマーケット・学校・役所・バスターミナル・駅など）をチェックし、判断する。該当する物件だけでなく、周辺の環境もしっかりチェックしましょう。
交通量・周辺の店舗数や業種も出店の判断材料になるはずです。
以前どの様な店舗があったのか、なぜ閉店したのかなどのわかる範囲内の事はしっかり聞いておく事も大切です。
以上の様なポイントを参考にして物件を選定される事をおすすめします。
また、お客様の立場になって物件のご紹介を致しておりますので、ご不明な点やご相談などは、お気軽にスペースバンクまでお問い合わせ下さい。
